DLeader株式会社(大阪市)は2025年12月27日、核酸医薬品研究を含む創薬研究支援向けAIエージェントプラットフォーム「KumiChem」の2025年の開発成果と、2026年の計画を公表しました。2025年はTechstars Tokyo Accelerator 2025への参画、大阪大学 蛋白質研究所(水口研究室)との共同研究開始、KumiChemβ版の限定リリースを実施しています。同社は2024年4月設立で、研究者の作業負荷を下げ、創薬の期間・コストなど主要リスクの低減を狙うとしています。KumiChemはAIエージェントと機械学習モデルを統合し、創薬のタスク自動化を支援する仕組みで、AIの専門知識がなくてもワークフロー生成やツール実行を行える点を特徴に挙げます。産学連携では大阪大学との共同研究のほか、科学顧問に大阪大学の中谷氏・水口氏、東京科学大学の山田氏を迎え研究体制を強化しました。β版は選定ユーザーの検証とフィードバックで機能改善を進め、問い合わせ窓口としてsupport1@dleader.co.jpを案内しています。2026年は業界パートナーとの共同研究拡大、国際展開、KumiChem正式版のリリースを予定し、ノーコード化やテンプレート拡充、国内外連携、AI創薬教育プログラム提供を進める方針です。

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